『忘れっぽい』をリフレーミング

NPOが独自で作成したリフレーミングカードの『ワタシのミカタ』。
60枚のカードの一面には「ネガティブワード」が書かれており、裏返すとそれをポジティブな見方に変える言葉が書いてある。
ここ数年、あちこちでこのカードを使ったワークショップをさせていただけるようになってきた。

一番多いのが高等学校。
就職希望の子どもたちはエントリーシートに自己PRを書くのが苦手。このカードを使ってワークをする。

《生徒の感想》
・自分のマイナス面を前向きにとらえることができて、自信につながった。
・リフレーミングすることで短所はなくなりよいとこだらけ。
・ポジティブに言うと、自分には短所がないんだなと思った。
・自分が良い人だとわかった。

など、とても嬉しい感想が、たくさん寄せられている。

高等学校以外にも、就労支援センターや公民館でも行っている。

そんな中で、心に残ったリフレーミングがある。

保護者向けのセミナーで、子どもに対する気持ちをリフレーミングする場面でのこと。
そこにご夫婦で参加され、息子さんに対して選んだカードは「忘れっぽい」。
そもそも「忘れっぽい」をいい風に言いかえることってできるの?と言う人もいる中、リフレーミングが始まった。
「忘れても困っていないのでは?」という誰かの発言から、「忘れた時に、周りからいつも助けてもらっているからじゃない?」ということになり、「それっていつもその子が周りの困っている子を助けているからじゃない?」となって、「めっちゃいい子じゃん!」となった。ご夫婦にも思い当たることがあったようで、うれしそうなご様子。
思いもかけない展開とすばらしい結末に私自身、すごくうれしくなった。

みなさんもぜひ一度、体験してみられませんか?
◎9月7日(土)10:30~12:00に「家計と暮らしと住まいの相談室」でワークショップを開催します。参加費は2,000円。
詳しくは「家計と暮らしと住まいの相談室」HPをご覧ください。
(文責:鶴田 明子

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