新年明けましておめでとうございます🎍
今年もNPO法人ペアレント・スキルアップ福岡をどうぞよろしくお願いいたします😊
さて、子育てをする中で、「子どもの気持ちを聴きましょう。」とはよく言われることですが、とっさの場面ではなかなかうまくできないこともありますね。
お店の駐車場での出来です。
おじいちゃんがお孫さんを連れてお買い物をしようと車から降りようとしています。ところがお孫さんは「ママがいい~😭」と言って泣いています。
「ママはお仕事だからおじいちゃんとお買い物をするよ。」とおじいちゃん。
「いやだ~、ママがいい~~😭😭」ますます泣き声は強くなります。
「そんなこと言ってもママはいないんだから仕方ないだろう。ほら、おじいちゃんと一緒にお買い物しよう。お菓子買ってあげるから。」こんなやりとりがしばらく続いていました。おじいちゃんの気持ちもとてもよくわかりますよね。
でも、このやりがちな対応ですが、残念ながら子どもの「ママがいい」という気持ちは一度も聴いてもらえていないのです。
私たち大人は、「子どもの気持ちをそのまま受け入れてしまうと、ここにママを連れて来るまで子どもはますますひどく泣いてしまい、どうしようもなくなるのではないか。」と考えてしまい、何とかきちんと状況を説明し、説得し、納得してもらい、気持ちを変えさせようとやっきになってしまいます。
でも、コミュニケーションを学んで実際に使ってみるとわかるのですが、こういう場合の一番早い解決策は、
「ママがいいよね。」
「ママが大好きなんだね。」
と子どもの気持ちをちゃんと聴くことです😊
そうすると子どもは大きくうなずきながら、わかってもらった安心感で気持ちが落ち着き泣き止むのです💕
わが家でもこんなことがありました。
夕食時にママの言葉に腹を立てた孫。「もう絶対ママとご飯は食べない😡」とプンプンと怒っていました。
私は近づいて「ママがさっき言ったことがすごく嫌だったんだね。だから、一緒にご飯を食べたくないんだね。」と言って抱っこしました。
そしてさらに彼の耳元で「本当に腹がたったんだね。すごく嫌な気持ちだったんだね。」と何度かささやきました。そのたび彼は深くうなずいていましたが、数分もしないうちに私の膝を降り、「ママ~、ご飯たべよう😄」と駆け寄って行ったのです。
自分の気持ちを誰かに理解してもらったことで怒りの気持ちもおさまり、元の『ママ大好き❤』な気持ちに戻ることができた瞬間でした。
みなさんもぜひ、お試しあれ😊
(文責 鶴田 明子)
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