秋の訪れとともに想う

日頃は車で通勤しているのですが、先日久しぶりに家から電車の最寄り駅まで歩きました。
すると…
道の両側に咲いてる色とりどりの秋桜が風に吹かれて揺れていました。
民家のお庭の塀からは秋明菊が覗いていたり
あら?どこからか微かに甘い香りが…これは金木犀ね!
もう季節は〝秋〟になっているんですね!
皆さんは、どんな時に〝秋〟を感じますか?

ところで、
最近入ってきたニュースの中で特に気になったことが2つあります。

ひとつは、
「小中不登校 最多34万人」。前回の調査から5万人もふえてる!
子どもたち、学校が楽しくないのかな…

もう一つは、
ある都道府県の教員採用試験の合格者のうち七割が採用を辞退したということ。
あらあら、学校が魅力的な職場ではなくなってきてるのかな…?

これまで続いてきた日本の教育システムそのものが限界に来ている、と話される教育評論家もおられて、そうなのかもしれない、と考えてしまう私。

一方で、
特色のある通信制高校の数は年々増えており、福岡県下では分校やサテライト施設を含めると140個所以上にのぼるそうです。

また、文科省が出してる「不登校対策COCOLOプラン」によれば「学びの多様化学校」といって、不登校の生徒が通いやすい学校を将来的には全国に300校設置することを目指しているそうです。

それを受けて、福岡でも来年度から数校が開校されるという不登校の親子にとって嬉しいニュースが届きました(^^♪

これからは、学校の選択肢も年々増えていくでしょう。
我が子がどうしても今通っている学校に合わないということで、その子に合った居場所や学校を子どもといっしょに探される親子が、少しずつですが増えてきています。
子どもが安心して過ごせる居場所があれば、子どもは自分のペースで元気を取り戻していけるので、親も子も幸せになれるのではないでしょうか。

その思いを一層強くしたのは、最近読んだ『ここは自信を取り戻す学校』〜福岡のある通信制高校と不登校の生徒家族の10年〜という本。

そこには、不登校だった当時の状況やそこからどのように立ち直っていったのか、どんな高校を選んでどんな先生や友だちに出会ったのか、
子どもたちの物語や親たちの物語がいろいろありました。

その本の中の「いま、悩んでいる親子へ何か伝えるとしたら?」というインタビューへの答えは、暗いトンネルの中にいると思っている親御さんへ一筋の光になること間違いなしです。(是非手にとって読んでいただきたい!)

今、別室に来ている中学校3年生たちは、初めての受験を控えて不安を抱え緊張していますが、高校へ行ったらあんな事やこんな事したい、と期待や希望を語る姿を見ていると、心から応援したくなります!
きっと大丈夫!!
             
(文責:石橋 晴子)

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