
人権をテーマにした講演会をきっかけに人権について考えてみました。
まず、「人権」とは何かと調べてみると「自分らしく幸せに生きる権利」とありました。
さらに「自分らしさ」について調べると「他者にとらわれずに自分の価値観や性格を尊重し自然体で生きること。そして自分の意志で選択と行動ができている状態」とあり、なるほどそうだな、と思いました。
では、自分が自分らしく生きているかどうか考えてみると、多くの場面で自分の価値観を封印し、相手の気持ちを優先し、自分の意志で選択と行動ができていないな、と感じられる人も多いかもしれません。
ということは、毎日自分は自分の人権を傷つけているのかというと、実はそうとばかりはいえないと思います。
家族の気持ちを優先することを自分の意志で選択をしたと考えてみてはどうでしょうか。
つまり、自分の価値観よりも相手の価値観を大切にすることを選択したというわけです。そうすると少し気持ちも変わってきませんか?
次に、自分らしさを大切にしてばかりいると「自分勝手」になるのではないかと思い、今度は「自分勝手」について調べてみました。
すると「自分がしたことが他者のその人らしさを侵害してしまうような場合に、それは『自分勝手』になる」ということでした。
自分の価値観だけを大切にし、それに基づいて行動した結果、だれかにネガティブな影響を与えたりする場合に、それは自分勝手となるということです。
そしてさらにこういう言葉がありました。「自分の人権を主張するのであれば、他者の人権を侵害しない責任が生じる」と。本当にその通りですね。互いの価値観が行き違った時にどうするか、まさにその時、その人のコミュニケーション能力が問われるのだと思います。
自分の価値観も大切にしながら、他者の価値観も大切にする。そうするためにはどう折り合いをつけるかということです。
話し合いをすることもできるし、その人との距離をとることで解決することもあるでしょう。誰かに相談をするということもできるでしょう。自分だけでは思いつかない解決法が見つかるかもしれません。
新しい仕事をきっかけに学びを深められたことをすごく実感しました。
(文責:鶴田 明子)
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