
1月11日に鏡開きを済まされてあるご家庭が多いかと思いますが、15日、20日にも行われる地域もあります。
鏡開きは、正月に神様(年神様)を迎えた後、感謝を示すための行事です。年神様は、新年の幸福や豊作をもたらすとされ、鏡餅はその神様への供え物として重要な役割を担います。
鏡餅を下げる行為は、神様への感謝を形にしたもので、家族で分け合って食べることで、神様の霊力を取り入れます。
この風習には、一年の健康と家族の繁栄を祈る意味が込められており、日本の伝統文化の中で大切にされています。
「鏡開き」の名称は、鏡餅の円形が古代の神聖な道具「鏡」を模していることに由来します。鏡は三種の神器の一つであり、古代日本では神聖な存在を象徴する道具として崇められてきました。鏡餅の円形には、「円満」や「調和」を象徴する意味が込められており、この形がそのまま行事名となっています。
この名称には、古代から続く日本の信仰や文化が反映されているのです。「開く」という表現には、縁起を担ぐ意味が込められています。
京都の鏡開きは、特有の文化的意味を持つ日程で行われます。
京都では、鏡開きを1月20日の「二十日正月」に行う家庭があります。この日は正月行事の締めくくりとして重要な節目とされ、松の内の延長と解釈されることもあります。
日程に伝統的な意味を持たせるのは京都独自の文化的特徴であり、他地域とは異なる価値観が反映されています。格式を重んじる京都ならではの風習が、鏡開きの日程にも現れています。
(文責:高杢 清子)








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