ドラフト会議

 

先日、高校2年生・野球部の息子とドラフト会議⚾を見ていました。
最近はドラフト会議に合わせて、それまでの本人の頑張りや親子の絆をドラマ仕立てで紹介する番組があっていますよね。思春期の息子、普段は口数が少ないのですが、このときは会話が弾みました(*’-’*)

才能はもちろんのこと、本人の努力や家族の支えなくしては立てない場です。どんな想いで息子を支え、ここまで乗り越えてきたかという話は、どの家庭も感動的で、息子と目をウルウルさせながら見ました。子どもの好きなこと・頑張っていることを応援したいという親心は、どんな子を持つ親でも同じですよね。

そのなかでも特に印象的だったのは、頑張る息子のために、お父さんが仕事を辞めたり変えたりしている家庭が何軒かあったことです。
「あそこまで頑張る姿を見たら、やれることはやってあげたいと思って~」とお父さん達は話されていましたが、今の生活を投げうってでも子どもの夢を応援することを選んだ覚悟は、スゴイな~と思いました。子どもの夢を一緒に追えるって、素敵なことですね。

・・・この番組の酷なところは、夢が叶う子と、そうでない子が放送されること。その両方の姿を見ながら色々考えました。

子どもから「自分の夢を叶えたい!」と切望されたとき
その夢が叶うと保証されていないなかで、自分ならどうするだろう・・・
自分の生活や家族の人生と引き換えにしてでも、子どもの夢の実現を応援するかな?
・・・子どもの夢を叶えるために、応援はしたいけど、今の生活を捨てる勇気はないかもしれないな。
もし、うまくいかなかったときでも「これで良かった」と思えるかな?
「私はこんなに我慢したのに!」とか「努力が足りなかったんじゃない⁉」と、子どもを責めずにいられるかな?

頑張っている姿を見たら、応援したい
我が子に才能を感じたら、何とか開花してほしい
夢に向かって走っている姿を見たら、叶えてあげたい

そのためなら多少の犠牲は喜んで♪と思う親は多いでしょう。
“多少”の加減は人それぞれ、そこに“その人らしさ”が出てきます。

講座では『制限の枠』という考え方があります。
自分が出来ることと出来ないこと・責任が取れることと取れないことをきちんと知って、その範囲(枠)を決めることを大事にしています。それによって、言い訳や『人のせい』にすることなく、『自分が決めたこと』として受け止めることが出来るからです。

その枠は人それぞれ違うし家庭によっても違っています。
親として『してあげたいことと、出来ること』
子どもが『したいことと、出来ること』
どこで折り合いをつけるかが、悩みどころなんですよね。

子育てって正解がないからこそ難しいですね。

 

文章 魚永 久子

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