日本財団と東京大学先端科学技術研究センターが共同で実施する「異才発掘プロジェクトROCKET」というのがあるのをご存知ですか?
ROCKETとは、Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talentsの略で「志と非凡な才能を持った子どもたちの場所」
学習障害で読み書きが苦手だけどロボット作りにおいては天才的!
コミュニケーションが苦手で学校にはなじめないけれど、数学においては大学生も舌を巻くほどの才能!
そんな、学校や社会には適応できないけれどあるひとつの事においては天才的な才能を発揮する小学生から高校生までの子どもたちが、全国から集まってきています。
金子みすゞの詩の「みんな違ってみんないい」そのままの素敵な場所。
学校や社会では「落ちこぼれ」の烙印を押されて生きづらかった子たちが、ここでは自分の好きなことに没頭できてイキイキ笑顔。
自分が認められるのは嬉しいよね。
自分が応援されると勇気が出るよね。
自分が役に立つと自信が湧くよね。
ところで、皆さんは親心として「社会に出て困らないように・・・」と得意なところを伸ばすよりも苦手を克服させようとしてしまいませんか?
でもどうでしょう?
もし自分が苦手な家事について毎日毎日夫からだめ出しされたら・・・。
考えただけでゾッとしますよね。
ある意味モラハラと感じて離婚すら考えたくなるかも。
できている所を認めてもらう方が、自信ややる気につながるんです。
「だって、うちの子褒めるところないんだけど・・・」と思ってるあなた。
悪いところを見る癖がついているのかもしれません。
朝おきる。
ご飯を食べる。
顔を洗う。
漫画に夢中になる。
「当たり前」と思わずに、それを「良いところ」としてカウントしてみましょう。
少しコツが分かると、子どもの良いところがもっと見えてくるはず。
そして、親が子どもの良いところにたくさん気づくようになれば、子どもは自然に能力を発揮するようになるかもしれません。
ROCKETの子どもたちのように「天才的な能力」には及ばなくても、子どもたちの潜在的な能力が少しでも顔を出せるように、「良いところ探し」をやってみてください。
子どもの良さを引き出すだけでなく、きっとあなたとの絆も強まるはず。
まずはお試しを!!
文章 佐藤由美
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