
皆さんは、家族会議やっていますか?
私が子育て中には馴染みのなかった家族会議も、今やネットを開くと沢山のサイトが出てくるほど普及しています。
私は、子育てについて学ぶまで「家族で話し合う」という概念がまったく無くて、全て親が一方的に決めて指図するものだと思っていました。
家族会議をするようになったのは、娘が小学生1年生で息子が幼稚園年中のころ。
当初、夫は子育てセミナーを「机上の空論じゃないのか」と、やや軽んじていたため、家族会議にも不参加(-_-)
そんな夫を横目に、第1回目の話合いは子どもと3人でスタート。
早めの夕食を済ませて、「今からミーティングを始めます」と挨拶すると、子どもたちは少しかしこまりながらも、何が始まるのかワクワクの表情。
先ずはルールの説明。
・否定しない。
・口をはさまない。
・黙って最後まで聴く。
「最近楽しかったこと」の後に、「明日の日曜日どう過ごすか」が今日の議題。
「何か意見はありますか?」と問うと2人とも競うように手を挙げて誇らしげに「〜が良いと思います」といくつも意見を出します。
多数決に頼らない話合いを、子どもたちはまるでゲームのように楽しんでいるようで、ひとつの結論に達した時にはちょっと達成感(^^)
私たちの様子を横目で見ていた夫は、疎外感を感じて淋しかったのか3回目からは参加するようになりました(≧∇≦)
議題は、「旅行の計画」「お手伝い」「お小遣い」「ゲーム」「携帯の使い方」「門限」など、子どもの年齢が上がると共に変化。
1度で結論が出ず何度も継続審議になったり、結論が出ても修正案が出たり…とスムーズに進む事ばかりではありません。
お互いに世代間のギャップを感じたり、自分のこだわりに気づかされたり…(-.-;)
それが受け入れられず不機嫌になる事があったとしても、また家族会議で話し合い。
長年やってて気づいたのは…
結論を出すことだけが家族会議の目的ではないという事。
お互いの考え方をしっかり聴き合うことこそが家族というチーム作りに重要なのだと実感しています。
今は子どもたちにも家族ができ、それぞれの家庭で家族会議を行なっているようですが、近い将来には「親の老後どうするのか」で家族会議が必要になりそうです(^^;)
(文責 佐藤 由美)
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