
先日のおしゃべりカフェで、絵本『わたしと なかよし』を分かち合いました。
主人公は「わたしはわたしのことが好き」なこぶたちゃん。
どんな事も前向きに受け止め「わたしの気持ち」に優しく寄り添います♡
心温まるお話と、とてもポップで可愛らしいイラストに、眺めているだけでホッコリ。
分かち合いは絵本の雰囲気のごとく和やか、でも内容は味わい深く、とても心に沁みるひと時でした。
さて、私自身をふり返ってみると…
ある時期まで自分が好きかどうかなんて全く考えたことありませんでした。
それは、初めて子育ての学びの中で「自己肯定感」について学んだ時のこと…
"私は自分のこと嫌いかも…“と、初めて意識したのです。
私は、中高生の頃からずっと自己啓発本を愛読していました。
自分では「より良い自分になるため」という向上心の表れだと思っていましたが、それが自己否定からだと気づいた時はショックというより、腑に落ちた感じでした。
まだ自己肯定感などの言葉があまりメジャーではない頃のこと、「自分を好きになる」とはどういう事なのか知りたくて本を読み漁りました。
その中で、私たち親子を支えたのが、当時アサーティブ・トレーニング・センター所長のパット・パルマー氏の『自分を好きになる本』
子ども向けに、セルフエスティームとアサーションについてやさしく書かれた本で、簡単にもくじを紹介すると以下の通りです。
●自分を好きになろう(自分の一番いい友だちになってあげよう)
●きもち(きもちは、とってもいい友だち)
●きもちを話そう(相手を傷つけたり怒らせずに思ったこと感じたことを話してみよう)
●そのままでいいよ(あなたは他の誰とも違う)
●からだのメッセージ(からだの言葉が聞けるようになろう)
●もっと自由に!(「…しなきゃいけない」とか「…でなきゃいけない」なんてことはない)
子どもたちは、学校で何か心がザワつく事があると、読むだけで勇気づけられるのか、そっとこの本を手に取って自分を取り戻していました。
私は「自分が嫌い」だったからこそ「自分が好き」と心から言えることが、いかに自分の心を安定させ幸福度を上げるのかを実感しています♡
ひとりでも多くの方々に実感して頂くため、講座やリフレーミングのワークを通してお伝えしていきたいと思っています。
(文責:佐藤 由美)








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