「おにいちゃんには はちみつケーキ」

推薦図書 VOL.9

下のお子さんが生まれて、上のお子さんとのやりとりに少し戸惑ってている…
というお母さんにおススメです。
                            推薦文:山下かおり
 
「おにいちゃんには はちみつケーキ」
 文 ジル・ローベル  絵 セバスチャン・ブラウン   訳 なかがわちひろ
 主婦の友社 発行
 
~コンタはおにいちゃんになりました。おとうとのマメタが生まれたからです。~
きっと楽しみに待っていた弟の誕生。でもいざ生まれてみると、
ママは赤ちゃんにつきっきり…。
ちいさなおにいちゃん、コンタの心の揺れが、痛いほど伝わってくるおはなしです。
 
わが家は2歳差の3人育児。
まだまだ甘えたい盛り、イヤイヤ期にさしかかる頃に下の子が生まれる…。
きっと寂しい気持ちからだろう…と思いはするけれど、赤ちゃんのお世話で
あたふたしながら、なかなか上の子にうまく関われない。
赤ちゃん返りやイヤイヤ主張に、ついイライラしてしまう。
そんな中、出会った一冊でした。
 
コンタも決してママを困らせたいわけではない…
ただただ、やりきれない気持ちを抱える姿に、読んでいてつい涙がこぼれました。
 
ヘトヘトで、コンタのママのようになんてできない…
決してご自分を責めないでくださいね。
お母さんは、十分すぎるほどがんばっています。
もし、お布団に入って寝る前にでも、読み聞かせをできそうだな~というときは
ぜひお子さんと一緒に、この本を開いてみてください。
それだけできっと、お子さんも、お母さんも、なにか温かいものに包まれるような
やさしい気持ちになれる一冊です。

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