「宿題やりたくない!」と言われたら…

勇気づけ

月に数日、放課後等デイサービスで仕事をしています。

ある日、学校から帰ってくるなり
「今日、宿題したくなーい!めんどくさい!」
と寄ってきた高学年の男の子。

「破っちゃおうかな~」
なんて少しニヤニヤしながら言う彼に、こう返しました。

「そっか~、今日はそんなにやりたくない気分なんだね」
「宿題、2つもあるんだね」

良い・悪いの判断は一旦置いておいて、彼が口にした「やりたくない」という気持ちを、そのまま「そっか」と受けとめて言葉を返したのです。

すると
「もぉ〜めんどくさ〜」
と言う彼に、

「気分が乗らないなら、先におやつにする?」
と尋ねると、ニヤリとしながらランドセルから宿題を出し始めました。

おやつを食べてほっと一息ついた後、なんと自分から静かに宿題をスタート。

途中で「ここ分からんけん教えて~」
と声が上がったのでサポートするとあっという間に完了。
「よく頑張ったね!」
と言うと
「これくらい簡単やし!」
と誇らしげな笑顔を見せてくれました。

* * *

子どもが「やりたくない」と言ったとき、
大人はつい「やらなきゃダメでしょ!」と正論で説得したくなりますよね。

でも、子どもが本当に求めているのは「イヤだ」と自分の気持ちを分かってもらうことです。

放課後等デイサービスに来る子どもたちは、自分の気持ちを表現するのが苦手な子がたくさんいます。

それでも日々、
「どう思ってるの?」
「〇〇な気持ちなのかな?」と問いかけ、気持ちを受けとめ続けることで、子どもたちは少しずつ自分の感情を言葉にできるようになっていきます。

大人が自分の気持ちを一旦脇に置いて、子どもに寄り添うこと。
その積み重ねが、子どもの安心感となり、自分の気持ちを上手に表現する力を育くむことにつながります。

子どもが「やりたくない!」と言ったら、
まずは否定せずに一言返してみてください。

「そっか、今はやりたくない気分なんだね」

気持ちを受け止めてもらえる安心感が、
子どもの「やってみよう」を引き出すきっかけになるかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね♪
(文責:魚永 久子)

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