卒業ソング

休日の朝、 ぼんやり庭に目をやると
5匹の雀が遊んでいたり
どこからか、ホケキョ!
と鶯のさえずりが聞こえて きたり…
もう春ですね~ 🌸

さて先日、勤め先の中学校で 卒業式が行われました。
今年の卒業ソングは”群青” でした。この歌を皆さんは ご存じですか?
私はこんなに感動する歌があるって知らなかった…。

この曲が生まれたのは、 福島第一原子力発電所から 半径20㎞圏内に位置する福島県南相馬市。
南相馬の子どもたちが離れ 離れになってしまった仲間を思って、つぶやいたり、書き留めた言葉を小高中学校の小田美紀先生がまとめて曲を付けた作品で、毎年卒業生が希望や未来を語るこの曲を合唱するそうです。

よかったら、YouTubeで聴いてみてくださいね。🎶
おススメは歌詞付で映像が美しい【混声四部版】-東京都立府中西高等学校の合唱です。)

東日本大震災から13年。
毎年、3月11日にニュースで観て、ああ、そうだった、あんなに大変なことが起こったんだった、と思うものの、日頃の慌ただしさに流されてしまっている自分。

この歌の歌詞の中の
”「またね」と手を振るけれど明日も会えるかな”
に切なくなり、
”当たり前が幸せと知った”
というフレーズに心から頷かされました。

感動のあまり、お友達にグループLINEすると、「当たり前の生活は当たり前すぎて見過ごしてしまいがちやけど、当たり前の生活が毎日送れることこそ奇跡なのかもしれないよね」と返信があり、本当にその通りだと思いました。

この歌を歌って卒業して行った3年生には、これから始まる新しい生活を思いっきり楽しんでほしい。 ✨

そして、若い人たちが遠い東北の地でこの歌を歌い継ぎながら、今も復興の努力を続けていることに思いを馳せながら、私自身は置かれた場所で人との出会いを大事にして、毎日を丁寧に過ごしてゆこうと思いました。

(文責:石橋 晴子

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