子どもに伝わるのは…

ある日の午後、孫へのプレゼントを買いに本屋さんに立ち寄った📗

棚の陰から幼い女の子とママの会話が…。

女の子 : これち〜が〜う
ママ : そっかぁ、違うんだ。
     ここ2才用じゃないものね〜。
     どこにあるのかなぁ?〇〇ちゃんの好きな本。

ママの声かけが終わらぬうち、女の子は私の足元に座り込んで、靴と靴下を脱ぎきれいに並べはじめる。

ママの穏やかな対応に感心していた私は、次の声かけに興味津々😅

ママ : あれ〜。お靴脱いじゃうの?
     お靴脱ぐのはおうちに上がる時なんだけどなぁ。
     綺麗にお靴が並んでますね〜。
     ここは〇〇ちゃんのおうちだっけ?

女の子は「ちがう」と首を振りながら、数分後には靴下と靴を自分ではく。そして立ち上がり本を指さしママに読んでとせがむ。

読んでもらっているうちに、今度は床に腹ばいになる女の子。

ママ : あらら。その格好が良いの?
     ここはおうちじゃないから汚いよ。
     お座りできるかな?

イヤイヤ期の女の子に対して、終始やさしく対応している若いママに脱帽。

かつての私は「ここはおうちじゃないでしょ😠」ってガミガミ言ってたからなぁ😓

怒るのも、丁寧に根気よく声かけするのも、実はかかる時間はさほど変わらない。
でも、お互いの気分は大きく違う。

これは幼児期に限ったことではない。

相手に行動を変えてもらうために、言葉のかけ方などのテクニックは役に立つが、それだけでは解決はむずかしい。

私たちが一番気をつけなければならないのは、子どもへの敬意をもって接しているか否か。

少しでも「上から目線」を感じると子どもは反発する。

上手くいかなかった時は「子どもとチカラ比べしてたかなぁ?」「上から目線になってたかもな…」と何度も自問自答してきた🤔

そんな時間が私を成長させてくれた気がする。


本屋さんを立ち去る時…
「毎日子育て大変でしょう。お嬢さんへの声かけがとても穏やかで素敵ですね💕」
「そばで聞いてて心がほっこり癒されたので、ついお声をかけてしまいました😅」と伝えずにはいられなかった。

秋晴れの空に爽やかな風が吹くような、そんな心地の良いひと時だった🍂

(文責 佐藤 由美

 

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