想いを伝えるときに大切なこと

石橋晴子

最近は、サッカー、野球、体操、水泳、スケートなどのスポーツ選手の活躍でのインタビューを目にする機会が増えています。

昔は通り一遍の求められる答えをしていた記憶がありましたが、ここ数年選手達は、じっくりゆっくり考えながら自分の思いを語る事が多くなったような気がします。言葉を選び、良かった事、反省すべき事、ファン、監督、関係者、家族への感謝も伝えます。一人ひとりが自分のしっかりした考えを自分の言葉で。
聞いていて、「そうだなぁ!ホントにね!」と相槌を打ってしまったり、世界で羽ばたく若者の素晴らしい変化だなぁ、と昔の自分達の時代のはっきり自分の考えも伝えられず、相手から期待される返事や質問に対して迎合するような事しか言えなかった頃と比べて、本当に感心し喜ばしく思います。


娘が幼稚園時代、園で教えて頂いた事。
あなたた達にはNOと言う権利があります。お友達に「イヤだ」と言っても良い。でもなぜNOなのか理由も言いましょう。
「スコップかして。」「今はダメ。でもこのお山を作った後にかしてあげるね。」
[相手が納得出来るようにNOの後に続く言葉が大切です。]

私達も行けない、出来ない、ごめんなさい、と断る場面は多いと思います。
相手としては(え〜、私の誘いよりも大事な事があるの?いつ誘ってもランチには来てくれないな。)と思っているかもしれません。
NOの後にある程度具体的なBECAUSE何故ならば…を付けて返事をすると、「なるほど!」となるはずです。
自分だけ分かっていても、人にはある程度状況や気持ちを説明しないと分かって貰えない、理解してもらえないと思うのです。

世界を見て来た若いアスリートの方たちを見習い、私達も人に何かを伝えたい時には自分の気持ち、置かれてる立場を少し付け加えるだけで、同じ「NO」でも人に対して優しく、理解してもらえる言葉となるのではないでしょうか?

焦らず、じっくり、気持ちを話す。
お子さんのお話も、ゆっくり聞いてあげる時間を意識してみてください。
「えーっと、えーっとね…」先の楽しいエピソードが出てくるかもしれませんよ!
(文責 野口友紀

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PSFの教材販売

教材販売のお知らせ